5.2.4 収納限度

 L型またはA型には1つの輸送物として収納できる放射性同位元素の量に限度値が定まっています。その限度値は“特別形放射性同位元素”と“非特別形放射性同位元素”で区別されていますが、放射線応用計測器で使用される放射性同位元素はβ線源を除き一般的には一定の試験条件に合格した“特別形放射性同位元素”となっています。

 特別形とは放射性同位元素が衝撃や高温にあっても漏出しないように強固なステンレス鋼のカブセルに溶接密封された状態をいいます。特別形放射性同位元素を運搬する時の収納限度はA値として示されています。一方、非特別形とは、液体や固体状の放射性同位元素をガラスアンプル等に封入したものをいいます。非特別形放射性同位元素を運搬する時の納入限度はA値として示ざれています。

表5.2.4に放射線応用計測器で便用される放射性同位元素とそれぞれの収納限度値を示します。

表5.2.4 収納限度値
区分 A型 主に使用される機器
核種 特別形(A) 非特別形(A)
60Co
137Cs
241Am
0.4TBq
2TBq
2TBq
0.4TBq
0.5TBq
0.2GBq
レベル計、密度計
厚さ計、密度計、レベル計
厚さ計、硫黄計
90Sr
85Kr
147Pm
63Ni
55Fe
0.2TBq
20TBq
40TBq
40TBq
40TBq
0.1TBq
10TBq
0.9TBq
30TBq
40TBq
厚さ計
厚さ計
厚さ計
ガスクロマトグラフ
硫黄計