3.2.5 石油硫黄計

 石油中の硫黄の含有量を測定するもので、透過型と蛍光X線を利用したものがあります。
 石油中の硫黄分測定は、石油製品の取引きにおける経済的効果の点からも、大気中のS02濃度規制の点からも必要不可欠なものになっており、プロセスオンラインの測定に利用されています。
 透過型は、低エネルギーのX線に対する硫黄の吸収が、石油の構成原子である水素や炭素よりも選択的に吸収される性質を利用し減衰量から硫黄の含有量を求める方式です。
 線源には、241Amが使用されます。241Amから放出されるγ線を銀板のターゲットに照射して特性X線を発生させ、この低エネルギーのX線を照射して測定に利用します。
 図3.2.5にプロセスオンライン用の透過型石油硫黄計の構成例を示します。

図3.2.5 透過型石油硫黄計の構成