12.電子タグ(RFID)

電子タグ、ICタグ、RFID(Radio Frequency Identification)は、FA、商品管理、流通管理などさまざまな分野で応用されようとしている。
 電子タグは1980年中ごろに工作機械の一つであるマシンニングセンタの工具の管理で採用されたのが始まりである。マシンニングセンタに工具を装着する際に、工具に埋め込まれた電子タグ情報(工具名称、工具No、工具長、工具補正値、工具使用時間など)を自動的に読み書きして管理することに使われた。
国内では、2003年に、ユビキタスIDセンター(Ubiquitous ID Center)が設立され、標準化及び普及活動をしている。2004年8月にEPCglobal(Electronic Product Code™)が設立され、電子タグのハードウエア・ソフトウエア両面から世界規模での標準化活動がおこなわれている。

(注)ユビキタスIDセンターの詳細は「http://www.uidcenter.org/」を参照のこと。
EPCglobalの詳細は 「http://www.epcglobalinc.org/」を参照のこと。

方式から電子タグの分類すると以下となる。

(1) 電磁結合方式
(2) 電磁誘導方式
(3) マイクロ波方式
(4) 電波方式
(5) 光方式

各方式においても使用する周波数帯によって、さらに以下に分類される。

(1) 電磁結合方式の多くは、周波数に400−530kHz帯を採用している。交信距離は最大10cmレベルである。
(2) 電磁誘導方式の場合は、125−135kHz帯、13.56MHz帯を使っており、交信距離は10cmレベルである。
(3) マイクロ波方式は、2.45GHz帯を使っており、交信距離は5mレベルの交信が可能である。
(4) 電波方式は、950MHz帯を使っており、交信距離5m、また、300MHz帯では交信距離10mが一般的である。

また、電池を内臓したタイプ、電池レスタイプ、あるいはアンテナからの供給電力のみで作動するタイプ、あるいは電子タグ自らが電波を発するタイプなどの種類がある。
水や油に耐浸のもの、金属に埋め込んで使えるタイプなどもあり、使用環境やアプリケーションに最適な機種を選定する必要がある。