3.保守用機器

工業計器の保守用機器の重要性は“はしがき”で述べたが,用途別に大別すると,まず校正用測定器や機器類があげられる. 以下に掲載品の主なものをあげ,簡単に説明する.

(1)ディジタルマルチメータ
計器の調整や試験のための電圧,電流,抵抗などの測定器で,ハンディタイプのものや,高精度のベンチタイプがある,

(2)絶縁抵抗計
電子式計器の回路や部品の劣化などを検査する絶縁抵抗測定器.

(3)クランプメータ,クランプテスタ
導線に流れる直流または交流を磁界により,検出するもので,配線をはずすことなく,導線をはさむだけで,簡単に計測できる.

(4)ディジタル圧力計(ディジタルマノメータ)
伝送器や圧力計の調整,校正のための高精度圧力測定器.

(5)標準圧力発生器,加圧ポンプ
空気式計器や伝送器の調整,校正のための空気圧発生器.

(6)キャリブレータ,コミュニケータ
キャリブレータは,伝送器を調整するための加圧装置,圧力設定部,電気信号の測定機能をまとめたもの,また,コミュニケータは通信機能を持つフィールドセンサの内部データをモニタしたり,測定スパンの変更などを行う.ハンドヘルドタイプの遠隔操作器.

今後,フィールド側通信の標準化に伴い,フィールド側計器のチューニングがメーカを問わず可能な携帯操作機やパソコン上のツールが,普及していくと思われる