3.粘度計

粘度計には細管式,回転式,落下式,振動式等がある.

(1)細管式
内径が一様な細管に一定流量の流体を流すとき,細管の流入出端で圧力差が流体粘度と一定の関係があることを利用したものである.細管の長さを内径に対し十分大きくすると,細管両端の圧力差は流体の粘度に比例する.この方式には,高分子工業向けの高粘度用もある.また指示,記録,あるいは自動制御ができるものがある.

図1.6.3 細管式粘度計の構成例

(2)回転式
測定流体を満した容器の中で,円板や円筒を一定角速度で回転させるときに必要なトルクがその流体の粘度に比例することを利用したものである.

図1.6.4 回転式粘度計の構造

(3)落下式
落下錘が被測定流体中の一定区間を落下するのに要する時間が,流体の粘度に比例する性質を利用したものである.またその他にオンライン用もある.

図1.6.5 落下式粘土計の構成例

(4)振動式
被測定流体中に浸された振動体の振幅が,流体の粘性により減衰する程度を検出するもので,“粘度×密度”の値が連続測定できる.

(5)その他
溶融樹脂の特性をメルトインデックスで把握することは,高分子化学工業,化学繊維工業等で製品の品質管理,工程管理上不可欠のものとなっている.メルトインデックスは一定の圧力および温度条件において,一定の内径をもつオリフィスから熱可塑性物質を押し出して,その容積流量から求められる.この方式は(国際規格)ASTM DI−65TおよびJIS K 7210に準じている.